「Halelea」の意味はハワイ語で「幸せの家」と言います。 Posted on 2015年12月14日2023年8月19日 by 管理者 HOME >コラム>増田 由加里 氏 介護コラム 増田 由加里 氏 Halelea(ハレレア) 代表 読者の皆様が思う「幸せな家」のイメージはどのようなものでしょうか?私は、「ほっと安らげる場所で・自然と笑顔が溢れるような温かい家」なのです。「Halelea」のお客様には、その様なイメージで居てくれたら大変嬉しいのです。介護アロマトリートメントサービスを通して高齢者と接して感じた事があります。● 思い出が詰まった家で、いつまでも自分らしく暮らしていきたい。● 家族や人に迷惑をかけずに自分の事は自分でする生活を続けたい。● 住み慣れた街で暮らしたい。● 私は高齢者(利用者)ではなく私なのだ。そんな思いに答えるべくアロマトリートメントを通してQOL(生活の質)を高め、一人一人の尊厳を尊重して、自分らしく生活が送れるように心と体のケアをさせて頂くのです。 近年の傾向では45歳から65歳の方の、体調の変化・認知能力の低下・認めたくない老化現象等で、「うつ病になりやすい因子」が増え初老期うつ病の方増えているそうです。主症状は、生き甲斐や興味の消失、不安感などです。うつ病にはモノアミン仮説という脳内の神経細胞間の情報伝達が阻害されることで、うつ病がおきるという仮説です。神経伝達物質モノアミン(ノルアドレナリン・セロトニン等)が不足してうつ病が発症するのではと考えられています。ノルアドレナリンの不足は、不安や恐怖といった精神状態が起こる。セロトニンが不足は、感情不安定や意欲、食欲や睡眠などに障害が出やすくなる。うつ状態は、このセロトニンとノルアドレナリンが極端に減少している事が解っており、この二つの神経伝達物質の減少が、うつ病の原因ではないかという考えが有力となったのです。人と人との関わりを持つアロマトリートメントは、アロマの香りと心地よい温もりで、うつ病の原因である脳内の神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンへ働きかけ、不安や恐怖、感情不安定や意欲、食欲や睡眠障害などに効果があります。アロマトリートメントを提供する事により、初老期から高齢期のうつ病対策として一助になれば私の取り組みも成功なのではと思って精進しています。 最後になりますが、アロマトリートメントは専門のスタッフだけではなく、本人・家族・スタッフにも体感し、お互いに向き合い寄り添う優しい時間を作りたいのです。家族との優しい時間の共有によるメンタルヘルスやスタッフの利用者とのアセスメントに 繋がるとも思います。私は利用者・家族・介護職員・地域の人 様々な人たちの「Halelea」が多くあることを願います。 連載一覧 「Halelea」の意味はハワイ語で「幸せの家」と言います。 2015年12月14日「ありがとうございました」の気持ち 2015年11月11日「介護アロマって知っていますか?」 2015年10月26日 無料で体験する 資料を取り寄せる